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ファンデーションの効果について

何年来、私のフェイスラインはかなり変わってきた。
昔と比べれば、という話であるが、歯を治したということもあり、ずっとシャープになってきたのである。 ここにくるまで、どれほど努力し、どれほどつらい思いをしたであろうか。
私ごときが言うのもナンであるが、女がキレイになりたい、少しでも向上したいと思ったら、それこそ血が滲むような努力が必要なのである。 つい最近、ファッションリーダーとして有名なタレントさんにお会いしたところ、信じられないような細い高いヒールの、Gのサンダルを履いていた。
「ねえ、いったいこんなサンダルでどうやって歩くの」驚いて尋ねたところ、「おしゃれは、努力ですよ」という返事が即座に返ってきた。 どんなにつらくとも、このサンダルで胸を張ってカッコよく歩くのだそうだ。
さて話は突然変わるようであるが、夏になった途端、街を行く女のレベルが突然落ちてきた。 春のシーズンには可愛らしい個性的なおしゃれを競っていた女たちが、突然ワンパターン、キャミソールドレスになってしまったのである。
素足にサンダルという格好もみんなおんなじ。 暑さのためか、ひと工夫見られないのである。
あのキャミソールドレスは、戸外の太陽さんさんと降り注ぐ下で見るならまだよい。 オープンテラスとかにも似合う。

ところが電車の中に突然現れると、それこそギョッとしてしまうのである。 上にシャツやカーディガンを羽織るのは、ビンポーOLルックみたいで好きではないが、そうかといってむき出しの肩や胸を地下鉄の蛍光灯の下で見るのは、あまりにも寒々とした光景だ。
おとといはもっとすごいもんを見たぞい。 下はパンツ、上はセパレートの上だけという女が地下鉄に乗っていたのだ。
胸の下からおへそのあたりまでのウエストのくびれが、それこそ丸見えであった。 いろんなことに慣れている東京の乗客たちも、思わず口をあんぐりとして見ていたっけ。
そのサングラスをかけた女のコは、年寄りをかぎ分けるようにしてどんどん進み、空いている席にどかっと座った。 スタイルのいいコであったが、その途端、お腹の肉がぶるぶると震え、折重なっていくのを私は見た。
こういうカッコするんだったら、やっぱりそれなりの努力は必要である、と私はつくづく思った。 ダイエットの努力は認めよう。